言わなくてもわかるはず?

こんにちは!
カウンセラーの石田涼子です。
先日、高校生の息子から言われました。
「お母さんって、会話飛ぶよね」
自分では微塵も思ったことがなく、青天の霹靂。
「『今日のお昼ごはんは何?』と僕が聞いたときの返事が
『スーパー一緒に行く?』だったりするやん。」
だそうだ。
確かに。これは自分でも覚えがあります。
続けて、
「でも、お母さんの頭の中では、
(昼ごはん決めてないな)
↓
(何にしようかな)
↓
(冷蔵庫に何があったかな)
↓
(あんまりないな。息子は食にうるさいしな~)
↓
(息子と一緒にメニュー決めた方がいいな!)
↓
『スーパー一緒に行く?』ってことなんでしょ?
途中の思考を話してくれないから、飛んでる感じなんよ」
まさにまさにその通り。
自分では話が飛んでいるとは気付いていませんでしたが、
私の頭の中では、確かにそんな会議が繰り広げられていたわけです。
息子は私の会話や思考のクセを把握しているから、
「話飛んでるな」と思いながらも、私の真意を汲んでくれていただけでした。
考えてみると、これは私だけではなく、
日頃の会話の中でよくあることなのかもしれません。
「こういう理由があったから」
「こんな経験があったから」
「こんなことを思い出したから」
そんな、思考の道筋を無意識に省略してしまいがちです。
それは、心を許した相手であればなおさら。
「前にも同じようなことがあったから、相手にも理解できるはず」
「自分と同じようなことを考えるはず」
どこかでそう思いこんでしまうのです。
でも、人は皆違い、性格も、育った環境も違います。
同じものを見ても、感じ方は人それぞれ。
だから、相手がふと発した言葉に違和感を抱いたり、傷ついたりしても、
その言葉の背景には、自分とは違う思考や感じ方があるのかもしれません。
「どうしてそう言ったのか」「どんな考えから言ったのか」を
共有していくことが大切なのかもしれません。
とはいえ。
すべてを言葉で説明しつくす関係も、少し味気ないものです。
「月が綺麗ですね」で伝わる気持ちもあるのではないか。
同じものを見て、言葉が多くなくても、気持ちを共有できる。
そんな関係も、美しくて、とても安心できるものだと思います。
信頼している人には、何も言わなくても、気持ちが伝わるといいな。
そんな思いが私自身の中にもある気がします。
ちなみに、息子
「お母さん、主語がない!」
「今のどういう意味?」
「それじゃわからん!」と言ってきます。しつこいくらいに!
「相手と自分は絶対に違う」という前提に立ち、
相手に「わからない」「私はこう受け取ったけど、そういう意味だった?」と
自然に投げかけられること。
それこそが「安心できる関係」の第一歩なのかなと感じます。
そう考えると、息子は良いコミュニケーションをしているわけだ。
とはいえ、「だからさっき言うたやん!」と怒ってしまうこともある。
私もまだまだ修行中です。
この記事を書いたカウンセラー
石田カウンセラー
