子ども・家族のこと
10のQ&A

夫婦関係が子どもや家族に与える影響など、
気になる疑問にお答えします。
子どもが安心して過ごせる家庭について、
一緒に考えていきましょう。

- 夫婦関係が悪いことを、子どもにどう説明すればいいですか?
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必ずしも、夫婦関係の事情を子どもに詳しく説明する必要はありません。
「子どもの前では喧嘩していないから大丈夫」と思っていても、子どもは親の表情、会話の少なさ、家庭の空気などから、かなり多くのことを感じ取っています。
そこで親が詳しく説明しようとすると、いつの間にか自分を正当化したり、相手の悪いところを子どもに話してしまうこともあります。
それでは、かえって子どもに負担をかけてしまいます。
まず優先したいのは、説明することより、夫婦関係や家庭の環境そのものを整えることです。
親の表情が変わり、家庭の緊張が和らぐことで、子どもが安心を取り戻し、笑顔や集中力が戻ることもあります。
必要に応じて説明する場合には、子どもの年齢や状況に合わせ、安心につながる伝え方を一緒に考えていきましょう。
- 夫婦喧嘩や夫婦不仲は、子どもにどんな影響がありますか?
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影響の出方は子どもによって異なります。
大きな声で喧嘩している場合だけではありません。
会話がない、冷たい空気が続いている、いわゆる「仮面夫婦」の状態であっても、子どもは家庭の緊張を感じ取ります。
「この家は大丈夫かな」
「お父さんとお母さんは別れるのかな」
「もしかして自分が悪いのかな」そんな不安を抱くこともあります。
緊張した家庭環境が続くことで、学校や勉強に集中しにくくなったり、イライラしやすくなったり、反対に必要以上に「いい子」になって親を困らせないように振る舞うこともあります。
また、家庭は子どもにとって「夫婦とはどういうものか」「人とどう関わるのか」を学ぶ最初の場所でもあります。
責める、無視する、我慢する、冷たく接するという関係を見続けることは、将来の結婚観や人間関係にも影響することがあります。
「子どもの前だけ普通にする」のではなく、夫婦関係そのものを整えていくことが大切です。
親が変われば、家庭の空気が変わります。
家庭の空気が変われば、子どもの安心感も変わります。 - 子どもの前では、夫婦仲が悪くても普通に振る舞った方がいいですか?
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無理に「普通の夫婦」を演じる必要はありません。
夫婦関係が悪い状態で、本当の穏やかさや楽しさを演じ続けることは簡単ではありません。
子どもは、会話の少なさ、表情、声の調子、家の中の空気などから、「何かいつもと違う」と感じ取っています。
ですから、表面だけ普通に見せることよりも、まず自分自身の心や考えを整理し、夫婦関係を少しずつ整えていくことの方が大切です。
子どものために必要なのは、「仲の良い夫婦に見えること」ではなく、安心して過ごせる家庭です。
大阪ひだまり夫婦相談室では、夫婦関係の改善だけでなく、ご本人が落ち着きを取り戻し、家庭全体の空気が変わっていくことも大切にしています。
- 子どものために、離婚せず我慢して夫婦を続けた方がいいのでしょうか?
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「子どものために離婚しない方がいい」と考える方は、とても多くいらっしゃいます。
しかし、ただ我慢して夫婦関係を続けることが、必ずしも子どものためになるとは限りません。
夫婦関係が悪ければ、イライラや緊張が家庭の中に出ます。
怒っている親、ほとんど会話しない親、心ここにあらずの親を、子どもは毎日見ています。
また、「子どものため」という言葉の中に、世間体への不安、一人になる怖さ、経済的な心配、相手への依存などが重なっていることもあります。
大切なのは、すぐに「離婚する」「離婚しない」と決めることではありません。
まず自分自身が落ち着きを取り戻し、
この夫婦関係は改善できるのか。
自分は本当はどうしたいのか。
子どもにとって、どのような家庭環境が安心なのか。そこを整理することです。
再構築する道もあれば、別々の道を歩くという選択もあります。
どちらを選ぶにしても、ただ我慢だけで夫婦関係を続けるのではなく、自分自身が納得して選べる状態を作ってほしいと思います。
- 親やきょうだいに夫婦の悩みを相談してもいいのでしょうか?
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話したくなるお気持ちはよく分かります。
ただ、大阪ひだまり夫婦相談室では、夫婦の問題を親やきょうだいへ詳しく相談することは、あまりおすすめしていません。
夫婦の悩みを話すときには、どうしてもパートナーの悪いところや、自分が傷ついたことを中心に話すことになります。
その印象は、後に夫婦関係が改善したとしても、親やきょうだいの中に残ることがあります。
その結果、親族とパートナーとの関係まで悪くなったり、きょうだいがパートナーを責めるようになったりすることもあります。
また、自分たちの夫婦の事情を義理の家族へ詳しく話されたと知れば、パートナーが「裏切られた」と感じる場合もあります。
誰かに聞いてもらいたいときには、利害関係の少ない信頼できる友人へ少し話すことも一つです。
ただ、本当に問題を解決したいのであれば、誰かを悪者にするのではなく、中立的な第三者である専門家に相談することをおすすめします。
- 子どもが夫婦喧嘩を止めに入ることがあります。どうしたらいいですか?
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まず何より、子どもが夫婦喧嘩を止めなければならない状況そのものをなくしていくことが大切です。
子どもが二人の間に入るということは、それだけ強い緊張や怖さを感じているということです。
そして、
「自分がお父さんとお母さんを止めなければ」
「自分が何とかしなければ」
という、本来子どもが背負う必要のない役割を背負ってしまいます。「子どもの前では喧嘩しないように我慢しよう」だけでは、根本的な解決にはなりません。
なぜ喧嘩が始まるのか。
どこで感情が大きくなるのか。
どうすればぶつかる回数を減らせるのか。そこを夫婦で整理する必要があります。
子どもを夫婦の仲裁役にしないこと。
大阪ひだまり夫婦相談室では、喧嘩が繰り返される仕組みや二人の考え方・関わり方を整理し、子どもが安心して過ごせる家庭の空気を取り戻していきます。
- 子どもに、夫婦のどちらか一方の味方をさせてしまっている気がします。どうしたらいいですか?
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これは、できるだけ早く見直した方がいいと思います。
子どもは、本心では「お父さんかお母さん、どちらかを選びたい」と思っているわけではありません。
家庭の中の空気を読みながら、自分の居場所や安心を守るために、子どもなりの方法で行動しています。
たとえば、本当はお母さんにもっと自分を見てほしい子どもが、わざとお父さんと仲良くする姿を見せて、お母さんの気持ちをこちらへ向けようとすることもあります。
子どもにも、子どもなりの「政治力」があります。
また、一方の親がもう一方への不満や愚痴を子どもへ繰り返し話すと、
「お母さんをこんなにつらい目に遭わせるお父さんは悪い人だ」
というイメージが、子どもの中に長く残ることがあります。
それは父親像や母親像、さらに将来の結婚観にも影響する可能性があります。
夫婦の問題を子どもに背負わせない。
どちらかの味方をさせない。大人の問題は、大人が引き受けることが大切です。
- 子どもが「お父さんとお母さん、離婚するの?」と聞いてきたら、どう答えればいいですか?
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「離婚するよ」「しないよ」と一言で答えても、子どもの不安がそれで消えるわけではありません。
そもそも、子どもがそこまで心配して尋ねるということは、家庭の中にそれだけの不安を感じ取っているということです。
だから大切なのは、まず子どもを安心させることです。
たとえば、
「今、お父さんとお母さんは、二人のことを良くするためにきちんと話をしているよ」
「お母さんは今、カウンセリングでいろいろ相談しながら、どうしたら良くなるか考えているよ」
と、今ちゃんと改善に向けて動いていることを伝える。
そうすると子どもは、
「何もしていないわけじゃないんだ」
「大人たちがちゃんと考えているんだ」
と少し安心できます。ただし、「絶対に離婚しない」「必ず良くなる」と約束しすぎるのは避けた方がいいと思います。先のことはまだ分からないからです。
それよりも、
「あなたが心配しなくていいように、お父さんとお母さんでちゃんと考えているからね」
と伝える方が、子どもの安心につながります。
そして何より、言葉だけで安心させるのではなく、実際に夫婦関係を整えるための行動を始めること。
大阪ひだまり夫婦相談室では、そのための一歩として夫婦カウンセリングを活用していただきたいと考えています。
- 子どもがいる前で、パートナーの悪口を言わない方がいいですか?
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はい。子どもの前でパートナーの悪口や愚痴を繰り返すことは、できるだけ避けた方がいいと考えています。
大人同士でも、第三者から誰かの悪口を聞かされ続けるのは気持ちのいいものではありません。
まして子どもにとっては、お父さんもお母さんも大切な存在です。そのどちらかを悪く言われ続けることは、心の中で大きな葛藤を生みます。
また、家庭の中で愚痴や不満を聞き続けることで、子ども自身も「不満は誰かの悪口として外に出すもの」と学んでしまうことがあります。
将来の人間関係にとっても、決して良い影響とは言えません。
何より、大人のモヤモヤや夫婦の問題を、子どもに背負わせないことが大切です。
もちろん、不満や愚痴を我慢し続ける必要はありません。
大阪ひだまり夫婦相談室では、そうした気持ちも遠慮なくお話しいただけます。
ただ、私たちは愚痴を聞いて終わりにはしません。
「なぜそこまで苦しいのか」
「これからどうすれば少し楽になれるのか」を一緒に整理し、改善の方向へつなげていきます。
子どもに背負わせるのではなく、大人の問題は大人の場所で整理する。
それが、子どもを守ることにもつながります。
- 夫婦関係が悪いと、子どもの性格にも影響しますか?
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はい。夫婦不仲が長く続くと、子どもの考え方や人との関わり方に影響が出ることがあります。
そして、その影響が大人になってからも残るケースは少なくありません。
たとえば、家庭の中で一方の親が強く相手を責めたり、威圧したりする状態が続けば、子どもは、
「強く出れば相手を動かせるんだ」
という関わり方を学んでしまうことがあります。
反対に、責められている側の親を見続けた子どもは、
「人は急に怒るものだ」
「自分も怒らせないようにしなければ」と感じ、人の顔色を必要以上にうかがったり、萎縮しやすくなったりすることもあります。
夫婦喧嘩や強い緊張が続く家庭では、子どもにとって家が安心して休める場所ではなく、いつ何が起きるか分からない場所になってしまいます。
そのような状態が長く続けば、心に強いストレスが残ることがあります。
だからこそ、夫婦不仲を「二人だけの問題」と考えないことが大切です。
大阪ひだまり夫婦相談室では、夫婦関係を整えることが、子どもが安心して過ごせる家庭を取り戻すことにもつながると考えています。
できるだけ早い段階から、関係改善に取り組んでいただきたいと思います。




